思いがけず病院で年越しとなった。
カラ元気っていつまで持続できるものなんだろうと薄ぼんやりと感じていた矢先だったので、あぁここまでですかと何だか妙に納得してしまった。
気を張っていたあれやこれやは看護師さんにすべて任せられる。
食育に力を入れているため、病院だけど年越し蕎麦も出る。
ちびちびと蕎麦を啜りながら久しぶりに紅白を流し見し、既読をつけたまま放置していた学生時代の友人とLINEで話の続きという名の近況報告をしながら年を越した。
気付けば、文字を打ち込みながら涙が止まらなくなっていた。
文面がシリアスになりかけるとすぐにふざけた顔文字を使う自分に「か、カラ元気…? 無理しないで…」と心配してくれる真面目でやさしい言葉に泣きながら笑った。
誰のことも考えず頭を空っぽにして自分のためだけに時間を使うとこういうことができるんだな、と思った。
別に今まで我慢というほどの我慢をしていた訳じゃない。でも、だったらどうして。
やさしさがつらい。やさしくされる資格がない自分がつらい。何も返せない自分がつらい。どれもぴんとくるようでこない。だから総じてつらい。泣いても泣いてもキリがない。
とりあえず、途中で笑えたのは間違いなく友人のおかげだったから。
1人じゃないってすごいな、なんてめずらしく素直に思った。