母校が、高校・大学ともに共学になった。
厳密には、高校は私の在学中から、別の学科で男子の受け入れを始めていた。私が通っていた普通科は、女子100%だっただけだ。
新設学科は女子99%で、男子は学部に2人。
風の噂では、その男子たちが爆モテして、日替わりで女子がお弁当を手作りしていたとか、いないとか。
本当かどうかは知らない。
ただ、共学だったら埋もれていたであろう男子たちだ。
オタサーの姫の逆バージョン、という感じだろうか。
そもそも、世間が抱く女子校のイメージってどんなものなのだろう。
男子の目がないからガサツな女子が多い、という人もいれば、宝塚のようなお嬢様を想像する人もいる。
先生に聞くと、学年によってもカラーが違ったらしい。
私たちの高校時代は、比較的「上品」だったそうw
普通にルーズソックスを履いて、みんなでキャッキャしていたけれど。
もしかしたら、ほかの学年が相当だったのかもしれない。
大学は、昔は本当にお嬢様大学だったらしい。
私の頃はそうでもなかったけれど、大講堂の通路に、当時流行していたヴィトンのバッグがずらっと床置きされていたのは衝撃だった。
※もちろんパパ活などではなく、親御さんからのプレゼントかお下がりだった……はず。
とはいえ、つんけんした雰囲気はなかった。
みんな真面目で穏やかで、それでいて、いい意味で誇り高かった。
近所の共学と合同で何かをする機会も多かったけれど、明らかにカラーが違っていて面白かった。
「ザ・大学生! 青春!」という感じの共学女子たち。
一方、女の花園で仲良く協力し合い、「20歳の目標は素敵な大人になることです!」なんて言っちゃう女子校女子たち。
お互い、ちょっとした目の上のたんこぶだった。
実際、共学男子たちからもモテていたし。
私以外。
高校と大学では雰囲気も違ったけれど、私は女子校が本当に合っていたと思う。
心から、のびのびと自分らしくいられた。
まあ、社会に出てからは、異性とどう接すればいいのかわからず、最初はかなり途方に暮れた。
今でもうっすら異性が苦手だ。
それでも、女子同士で協力し合う風土が心地よかった。
男子がいないからこそ、女子同士で助け合える。
女同士の目があるからこそ、おしゃれにも言動にも気を配る。
そのぶん華やかで、互いへの配慮もあった。
もちろん、女子同士のマウントや悪口がゼロだったわけではない。
でも、女子校でそれをやると、逃げ場がなくなる。
女に嫌われたら、生きていけないから。
中学は共学だったけれど、バレンタインの時期の、あの異様な空気感が本当に苦手だった。
だから、女子校が好きだった。
時代の変化と言えば、それまでなのだろう。
それでも、女子校に救われる女子のためにも、残してほしかった。
共学は山ほどあるのにね。
寂しいね。