来月末に45歳になる。
40代後半から一気に老ける、と散々聞いてきたけど、まさにそれは感じていて。
お出かけする気がなくなった。
疲れやすくなった。
油物が受け付けない。
(もともと興味が薄かったけど)ファッションや美容への興味が薄れた。
それが寂しいことなのかというと、ちょっと違って。
不要なものが削ぎ落された感じ。
30代までは、何者かになりたくてあがいていた。
若さとエネルギーと自意識を持て余して、とにかく「なりたい自分」「やりたいこと」「目標」に向けてがむしゃらに。
いわゆる「恋も仕事も遊びも全力」の姿勢を良しとしてた。
忙しくしてないと勿体ないと言わんばかりに。
でも、40代になって徐々に、疲れてきたのかな。
新しいお店開拓や、車での遠出がしんどくなってきた。
ハードな格安旅はもう無理で、新幹線での旅行もおっくうになるくらい。
コロナもあったし。
体力に限りが見えてくると、必然的に自分にとって優先順位の低いものが削られていく。
見栄や野望や世間の指標なんかに自分を合わせる気力がなくなっていくと、どんどん解放されていく感じがあった。
家で過ごすことが増えたのに、ずっと自由で開放された気分だ。
疲れやすさに若いころの体力カムバック、と思うことも、もちろんある。
でも、30代の女性たちが「キャリアも美容も推し活も婚活も!」とすごい頑張ってるのを見るにつけ、
あぁ、あんな頃あったな
と、思いつつ、疲れてしまうのでそっと目を逸らすことが増えた。
見てるだけで疲れるというか。
自分以外の何かになりたくてひっしだった。
もっといい自分になれると信じてたし、努力も惜しまずに。
でも、結局残ったのは自分だった。
諦めでも絶望でもなく、ただ、ここに、私が残った。
あの頃無我夢中でもがいたから、今の自分は思い描いた姿と違うけど、でも好きな自分で、当時の私が見たら「えー・・・」とがっかりするだろう。
でも、私は今、当時よりずっと幸せだ。
足るを知るというか、身の程を知ったのか。
私に戻った、がしっくりくるのかな。
無理やり高い下駄をはいて更に背伸びしながら上を目指してた頃を今頑張る30代の女性たちを見てると思い出す。
悩んで迷走しながら努力し続けた。
あの頃の自分と重なって、まだちょっと直視できないんだ。