この一週間で韓国の作家さんの本を2冊読んだ。
近年注目されているのは知ってたけど韓国の方の本を読むのは初めて。
「女二人、暮らしています」
「82年生まれ、キム・ジヨン」
意図して選んだわけじゃないけど現代を生きる同世代の女性たちが主人公で
すごく対照的で「82年生まれ、キム・ジヨン」を読み終わった今、混乱している。
というのも、女二人、~の方は、実際の人物のエッセイで
カップルでも姉妹でもない独身の二人がマンションを買って二人暮らしをするエッセイ。
喧嘩をしたりしながらも、互いへの尊敬と友情の上に成り立つ共生に
こんな生き方素敵!と思いながら新しい時代が始まってることに感動した。
その後に読んだのが、こちらはフィクションだけど「82年生まれ、キム・ジヨン」。
私が81年生まれなので、ほぼ同い年。
気になってたけど、タイトルから内容が想像できなくてずっとスルーしてた本。
女二人の本がすごく良かったのでついでに借りたのは、きっと新しい生き方をしている女性が
活躍する話だと勝手に想像したから。
同時代に発売されて、どちらも韓国で大人気、って聞いたからてっきり。。
読んで驚愕。
思わず時代設定を確認してしまった。
私の母親世代の話でないの?と。
韓国という国を良く知らなかったけど、男尊思想が未だにこんなに強いなんてビックリ。
主人公の母は二人姉妹を生んだ後、三人目も女の子と知って、自責の念に堪えながら中絶していたり
実際、男女比が明らかにおかしいデータも出ているくらい男子が切望されていたということも
本で知った。
ヒロインが子供のころから感じてた男女の不平等、ヒロインの母の葛藤、祖母の苦労、
そしてヒロインが子供を産んで心が壊れてしまうまでの流れが、精神科医(男)の目を通して
語られている。
ちょい役の女性でもフルネームで登場するのに、ヒロインの弟や旦那、彼氏などの名前は
一切出ないのに違和感を覚えてたけど、解説を読んで納得。
違和感を覚えたこと自体がすでに自分も毒されているんだなと思ったり。
同時代を生きてきたけど、私は自由に生きてきた。
弟のが母に可愛がられてるのは多少感じたけど、でも基本は平等だったし、
何なら、私だけ大学も留学も行かせてもらった(弟は希望して高卒)。
大学まで女子校だったし、就職してからも女性ばかりの会社で、管理職は男性だったけど、
女性パートさんに睨まれたらやっていけない社風だったからか、男女の不平等というよりは
カカア天下を感じたくらい(笑)
結婚してないし、することを、この二冊に登場する女性たちのように
せかされたことはあまりないので、たぶん、世の女性たちの半分も共感できてないんだと思う。
世の中のお母さんたちが大変だろうな、というのは想像できるけど、
うるさく泣き叫ぶ子供見るとイラっとする、どちらかというと「男側」の人間だと
いう自覚もあって・・・
これ本当に、同じ時代を生きた人の話なの?
と、混乱してる。
フェミニストでもないし、保守派でもない、自由に生きたいように生きればいいと
思ってるし、それが比較的出来てきた人間だから、理解してないのだと思う。
私は恵まれていたのは分かってる。
ただ、やっぱり混乱している。