フィリピン人の英会話の先生と話した時、
「語学留学」する人の多くが、授業の後は同じ国の人同士で固まってずっと母語を話していて、全く現地の人たちと交流しない。
何しに来ているんだ、と割と痛烈に批判してた。
もちろん、一年以上ずっと話してきた関係性の上での本音だ。
普段の彼は非常に優しく熱心だけど、子供のころから嫌々英語を叩き込まれて、アメリカに留学し、ひっしでアメリカ文化の中で英語を身に着けてきた叩き上げの人。
だから、そんな人たちが見ていて許せないのだろうなと。
私は私で、日本でずっと英語を勉強してきたから、海外留学経験者にコンプレックスが強い。
でも、海外留学して現地の人たちに自分から話しかけるメンタルは持っていないことを自分が一番わかってたから、遮二無二日本国内にいても英語は話せる、と思って頑張ってきた。
彼の論理は、ネイティブ国で1年しぬ気で留学すればだれでも話せるはず、という。
私の論理は、それができる人ばかりでない。でも、英語習得の機会はだれしも平等にあるべき、と思う。
すると、「そんな言い訳は通用しない。自分はものすごく努力してここまで来た」というので、カチンときた。
「私だって自国で燃え尽きるまで勉強してここまで来た」
私の方が年上で、生徒なのもあってか黙ってたけど、その顔はこう書いてあった。
「そんな長い期間かけて(その程度?)?」
悪かったな(怒)
海外留学の成功は、いかに現地の人たちの輪の中に自分から飛び込んで英語を話しまくるかどうかだ、と彼は言う。
でもさ、そんなコミュ力ある人ばかりじゃないから!
あなたが「もっと英語を勉強してから留学に来るべきだ」っていう人たちの中にも、かなり自国で勉強してた人は一定数いたはず。
私もその一人だ。
でも、海外に行って、現地で仕事したり留学したりして、慣れない土地とネイティブ言語にもみくちゃにされて心が折れてしまうことを、どうして責めることができるの?
自分ができることは誰でもできるというのは傲慢だ。
うつ病になって帰ってきた留学生だってたくさんいるのに。
私は海外留学は諸刃の剣で、合わないと分かってる人には、無理に勧めないし、そういう人でも英語を国内で習得できるサポートをしたいと今の仕事に就いた。
海外留学で英語を身に着けるのも大変だけど、日本で同じくらいの英語力を身に着けるのも並大抵の努力じゃない。
海外留学しなきゃ英語が話せない時代は終わったし、コミュ障でも英語は求められる時代。
その人にあった方法で学習すればいいと思う。
私の学習も苦しかったし、彼の学習もすごくつらかったんだと思う。
そうでない人を見ると、自分の半生を否定された気がする気持ちもわかる。
でも、みんなそれぞれ努力していて、他人がとやかく言う筋合いはない。
海外に来て遊んでる留学生やこの程度の語学力で世界一周のボランティア通訳した私のことも実は相当ムカついてたんだろう。
私がその時の話をしたら、話を逸らすのは興味がないだけではなかったんだな。
暗に私の努力も否定された気がして腹が立った。
ただまあ、根本は同じ。
俺(私)の努力を認めてくれ!
って叫んでるだけ。
だからって私は人に押し付けたりしないけども。
しばらく、別の先生指名しよう。
夏の予定とか、映画の話とか、ライトな話をしてリフレッシュしたいわ。