4月になって姪っ子が小学三年生になった。
『すごいよ。殴らないし、叩かないし、噛まなくなったんだから、成長してるよ』
というと、ドン引きされるが、実際そうだったのだ。3・4歳から3年ほどはずっと噛む殴る叩くが当たり前の世界。
ただの『伯母』のくせにと言われるが、最初は私だけだったのが徐々に、母(姪っ子にとって祖母)や妹(姪っ子の母)にもそうするようになった。
私だけだった時は『子供のやる事だから』と笑っていた妹も、自分がやられる身になって叱るようになった。……色々と遅いし、すでに『人に暴力をふるっていい』と姪っ子は学んでしまっているなと思った。
今は具体的な暴力はなくなったが、口が立派になった。
少しでも暇があると『人を馬鹿にする言葉を吐く』
それも、呼吸をするように『人を馬鹿にする』
自分が言われると怒るが、他人に言った言葉は『私はそれくらいで怒らないし、何怒ってるの?』と本気で思っている。
お友達も同類なので姪っ子とお友達が話しているのを見ると『なぜ、お友達なのだろうか?』と思ってしまう。
恐らくお互いにお互いを不快にする言葉を言いながら、次の日には忘れているからだろう。
暴力を振るわなくなったが、中身はそれほど変わってなくて『手足』から『言葉』に変わっただけだ。さらにこれに対して、姪っ子の母親はそれほど気にしていない。なんなら、姪っ子に対しての態度が姪っ子と同じなので、『母親って偉大だな』とすら思う。
事あるごとに「その言葉ダメだよー」と指摘をするが、それも全て「あいつ、うるさい」になっている。……妹を育てた両親に、育て方間違えたね。と言いたくなっている今。
いや。その差別発言に気がついてしまう私の方が、家族の中で『育て方間違えた方』なのかなとも思うケド。