「○○ちゃん可愛いよね」
「そんな事ないよ、△△ちゃんの方が可愛いよ」
「いやいや、○○ちゃんの方が可愛いって」
「そんな事ないよ、△△ちゃんの方が」
…………。
こういうやり取りが無駄に長く続くのは、何故だろうか。
そもそもこのやり取りが一体何の意味を持つのだろう。
単に無駄に時間が過ぎ去り、聞いているだけの人からは鬱陶しいと思われるだけで、ただただ損をしそうなやり取りだが。
そしてこういう会話をしている人達同士は、決して親友とは呼べない人達同士だ。
だって相手不在の中では、相手の悪口をこれでもかというほどに挙げているのだから。
心の底から相手を可愛いとは思っていない。
謙遜する自分可愛い、くらいに思っていればまだマシだが、それもあまりなさそうだ。
このやり取りの意味は何なのだろう。
これをやる事によって何を得るのだろう。
中学生くらいの女子によくあったやり取りだが、これは今もやる事なのだろうか。
今なんてタイパだのスペパだの、何に対しても効率効率とうるさい時代みたいだから、これ以上ないくらい時間を無駄にするこのやり取りなんて、消滅しているかもしれないな。
「今時の若者」は、コスパと同じ感覚で時間も見て動くようだから。(それがタイパらしい)
まぁこんな事を考えても意味ないんだよな。
明確で正確な答えが出たところで、「あぁそう、興味ないっすわ」となりそうな話なので。
「無駄でしかない事」という意味では、あの虚しいやり取りと今のこの私の思考は同じって事か。
そして多分、「こういうやり取りが無駄に長く続く理由」は、そのやり取りを実際にしていた人達であっても答えられないのではないかと思う。
時代がそうさせた、年齢がそうさせた、性別がそうさせた、環境がそうさせた……これらを禁止した瞬間に何も言えなくなるのではないかと、私は思う。