コロナ禍でPodcastにハマって、以来ずっと聞いている。
昔から大久保佳代子さんや叶姉妹の番組が好きだったけど、2020年代前半は個人の番組をよく聞いていた。
音声と個人番組の掛け合わせは、顔も知らない人たちをすごく身近に感じさせた。
声だけで人を引き付け、笑わせる個人の底力があった。
この1、2年、ビデオPodcastがはやり始めてから、芸能人の番組が急増した。
顔出しできない個人より、顔が売れている芸能人の方が有利だし、やっぱり餅は餅屋というか、プロの喋りや機材のクオリティには圧倒される。
ランキングも芸能人番組一色になり、個人番組がおすすめに挙がることもほとんどなくなった。
収益も出ない中、Podcastを盛り上げてきた個人の方たちは、今どう思われているのだろう。
私が番組を持っていたなら、きっと面白くないだろうな。
こんなことを書いておきながら、今の私のPodcastライブラリは、9割以上が芸能人の番組である。
大好きだった個人番組は終了したり、だんだん内容が合わなくなったりした。
人は変化するものだけど、個人が自発的に、収益なしに続ける番組の繊細さを感じることが続いた。
友達や同士のように感じていた人たちが、急に消えたり変わってしまう。
自分に合う人を無数の個人番組から探すことにも、正直疲れてしまった。
だから今は、芸能人の番組を愛聴している。
名前もキャラクターも知っている安心感と、プロのクオリティ。
お仕事だから、よほどのことがない限り解散せず、内容も安定している。
寂しい思いをしなくて済むのは大きい。
芸能人のビデオPodcastなんて、Youtubeどころか、TVのトーク番組と何が違うのだ。
そう言われたら反論できないし、私もそう思う。
今はない人気Podcastのホストが言っていた、
「テレビにひとを呼べなくなったからって、こっち迄来るな」
という言葉を思い出す。
Podcastがここまで普及したのは、何万人もの無名の個人たちが試行錯誤し、面白い番組を作ってきたからだ。
それを思うと、今の状況に胸が痛む。
それでもプロに安心感を持つ自分に、罪悪感を持ってしまう。
でも、もう帰られない流れがある。