先の日誌で普通の子と書いたが、その普通の子だって普通の子じゃないのかもしれない。そもそも何度も言うが普通などどこにもない。その子にだってその子の家庭があるし、その子の歩んできた人生がある。だから私がここで「普通の子」と断定するのは大変無礼極まりない行為であると思う。だから謝りたい。私はその子のことを何も知らないからだ。偉そうなことを書いてしまったけど当時私から見たその子は「普通の子」だった。成績も良くて友達も多くて男子とも女子とも普通に仲良くて両親が揃っているし、とにかく私から見ても理想的な子だった。
だけど本当の彼女の内面は、私は何一つ知らない。彼女にしか、わからないのだ。
それは絶対に誰にもわからない。彼女にしか触れることの出来ない領域があるのだ。
人間はみんなそうだ。
だからきっと彼女にも彼女にしかわからない悩みも苦しみも葛藤もあったのかもしれない。
ただ私はそれを知らなくて他の誰にもわからなくてみんな、知ることは出来ない。
みんな、苦しんでいる。
普通に見えるその人は、全然普通なんかではなく、当たり前に見えるその人も全然普通なんかではなく、みんなそれぞれの悲しみを持っているのだと思う。表面化しないだけ。
表面化しないということは内に秘めるということで一人で抱えているということ。
私の思う「理想の子」は、両親が揃っている普通の家庭の子だ。
羨ましいと思うことの方が多いが、真相は本人にしかわからない。
だけどその私の思う理想の子も人には言えない悩みがあるのだろう。
ヤンキーもオタクも普通の子も、完璧ではないのだ。
ヤンキーが規格外と書いたが所詮人間であれば全員規格外だ。
みんな、おかしいところがあって当然なんだ。
人間は不完全。それを補いながら人と関わり合う。
昔の同級生だったかつてのヤンキーも今は家族を持っていると人づてに聞いた。
彼は父親を交通事故で早くに亡くしているので俺がお母さんを守るといつも言っていた。
元気にしているのだろうか。元気だといい。