夫に転勤の内示。4月1日着任。
まだ「どこ」なのかは辞令が出てないけれど、引越しすることになるだろうと言っていた。
転勤族ではあるけれど、もう引越しはないだろうと夫は予想していたし、私もそのつもりだった。
そうだったよ。私は転勤族の妻だったんだ。
油断していた。
とても動揺している。
気を抜くと涙が出てくる。
中古の戸建てを買って、ずっと住み続けるつもりで生活を作っていた。
その生活を一時的にとはいえ、手放さなければならない。
せっかく築いた定住用の生活をいったん、部分的にではあるけれど壊さなければならない。
転勤について行ってあちこち巡るのも悪くないけれど、「定住」の頼もしさを手放すことがこんなにも不安だとは。
どの候補地に決定しても、最低でも月に一度は持ち家に戻れるくらいの距離。
私は働いてないし、子どももいないし、介護もしていない。
仕事も育児も介護も抱えて、持ち家もあって。それでも、私と同じような、あるいは私以上にハードな引越し準備をする人もいるのはわかってる。
海外へ、という人もいるし、国内でもおいそれと帰れる距離じゃない人もいる。
先日も「幼稚園の申込みをしたとたんに辞令が下りて泣いた」というつぶやきも見た。
甘えんな、って言われるだろうけど。
それでも、この先どうなってしまうのか不安。
こんな時期になって、考えてるスケジュールで引越しできるだろうか。
部屋はまだ残っているだろうか。そもそもどこなんだろうか。
なるべく近くがいい、でもそれはみんな思うこと。
社内政治の上手い人から順にいい場所へ。
でも、私は夫に「おべっかだけうまくて、それだけでいい目を見てる人」にはなってほしくないんだ。
そんなことしないで、目標だった職業に就いて、ひたむきに仕事して。
そういう「まっとうさ」が好きなんだ。
朝から何度も「大丈夫、大丈夫」って気持ちを落ち着けようとしているけど、やっぱり今も泣いてる。
ちょっと先の未来の私に「どうやって乗り切った?」って聞きたい。