ゲーム内フレンドの彼と、お互いに「また、明日」と言いあったことに「特別感」を抱いたことがあった。
昨日、たぶん次はいつ言えるかわからない、最後の「また、明日」を言った。
今日、長い時間を一緒に過ごせるのが最後だ。
なんとなくわかる。
通話も、一緒に過ごすことも、気持ちがこちらにもうない今、当然にできるとは思えない。
これもまた、特別な「また、明日」
いつか来ると思っていた最後の日。
2人で通話する特別感のために、彼は休みを変えたり、彼女さんと寝る部屋を変えて、2人っきりで話せる時間を確保してくれた。そんな日々の終わりが、ついに来た。
数年前の私へ。
ずっと怖かったでしょう、彼女の夜勤仕事が終わって、二人で話せる時間がなくなることが。
それが彼のおかげで延長されて、綺麗なことはほとんどなかったけれど、生活の一部になっていって、それでずっと君は生きてこられた。
終わる日が来るなんて、忘れてしまって。
私がいる場所に、別の人が来る恐怖も、忘れてしまって。
彼には中に新しい相手がいる。
昨日、私と通話したあとで、不自然に何度もログインし直しているのが見えた。
私はまだログインしていた。
ぴんと来て相手をサーチした。相手は不思議な場所で放置していた。
たぶん私との話し合いが終わるのを待って、中で会う約束をしてたんじゃないかと。
でも私がいたから彼は危惧して、結局やめて、ログアウトした。
それとほぼ同じタイミングで相手の人もログアウトした。
今日はやめよっか、そんな声が聞こえてきそうだった。
もう邪魔しないよって伝えたばっかりだったのに、そういう不思議な行動をするからいつもわかってしまう。
もう「また明日」って言えた遊びは、もうできない。
でもその人とは言える。
私が彼に作らせた、私のための夜の空白時間に。
お互いに遊びだった。けれど私が彼を愛しすぎてしまって壊れてしまった。
これ以上に、やるせないことなんて、ない。