「22年目の告白ー私が殺人犯です」を読了。
映画が原作の小説らしいけど、映画は見ていないので初見。
時効が成立したサイコ連続殺人事件の犯人の持ち込みの告発本が
社会現象になって行くフィクションで、ラストのどんでん返しは非常に
面白かったし、最後はいい終わり方で素敵だったのだけど、一言。
この作者、私、嫌いだわ。
ストーリーが面白かったから小説の作者が原作者ならガッカリしてたけど
あくまで脚本家は別という事で胸をなでおろしている。
作者が男というのも、さもありなん。
異性を描くときの描写がご都合主義だったり、偏見がにじんでいたり
することはきっと女性作家の書く男性でも同じことが言えるのだろうけど
以下の二点はひでーの。
30歳になったヒロインが辛うじて残っていた結婚願望をゴミ箱に
かなぐり捨てて仕事一筋に生きると決めた
という描写には、思わず出版年を確認。
2017年なのにビックリ。
昭和の話かな?
女性の年齢はクリスマスケーキと同じとか言われてた時代の小説家と思った。
今は40代でも独身は多いし、婚活だって40代も多いのに。
薄っすら違和感を覚えてたら、
短いスカートを履いた女子高生の”生足”(この表現自体がジジイ)を見て
30を超えた女には生足は裸と同じだ、とヒロインに言わせてて
さらに嫌悪感増。
お前にとってなだけじゃないの?
30でも40でも生足の女性はたくさんおるわ!
市民プールで泳ぐ中高年を見てみなさいよ、と。
こう言っちゃなんだけど、作家の若い子信奉かコンプレックスが
透けて見える表記だよね。
格調高い文章とはさすがに言わないけど、誰でも読みやすくて興味を持たせる
文章だからか、文体は軽めで、それはエンタメだから仕方ないかな、と
思ってたし上記の二点が無ければ、普通に面白かったと評した本なんのだけど
せっかくいい「ストーリー」だったのに、文章のせいで相当惜しいことになってます。
どうせなら、映画で見たかったな。
表紙の藤原竜也さん、彼ほどこういう役が似合う人っていないと思う。
デスノートのライトも素晴らしかったし。