通販の商品レビューを読んでると、おしゃれなバッグの口コミに70代の女性が
「高校生の孫へのプレゼントに。
気に入るかどうかまだこれから渡すからわからないけど、いいの。
私があげたいから。」
と書いてあった。
読んだ瞬間、
「孫の意見を聞いてあげてーーーー!」
と思った。
そのバッグは、高校生の孫の母親世代には喜ばれそうな上品で素敵な一品で、でも高校生の女の子にはきっと似合わない。
自己満足の押し付けってほんと辛いよね。
孫のために、喜んでもらえると思って、というけど、結局、あなたが買いたいだけでしょ、と思う。
それなら、そのバッグを買うお金をそのまま渡した方がずっと喜ぶ。
でも、そういう人は、お金を渡すことは渋るんだよね。
だって、自分が、買いたいから。
しょっちゅう出てくる魔女宅のニシンパイの話。
孫はうんざりしてるのに、嬉々として手作りして、孫の誕生日パーティに配達させるおばあさん。
子供のころは、キキと同じように「なんて嫌な孫」と思ったけど、今は孫の気持ちが痛いほどわかる。
母がそれで、私は要らないとさんざん言ったのに、何十万もする着物一式を大興奮しながら買って満足げだった。
超いらなかったし、内心ブチ切れてたけど、呉服屋の雰囲気に飲まれて、それ以上強く言えず、気が付けば着物が二着に増えた。
私をトルソーにして、嬉しそうに反物をあてがったり、小物を選んだり。
恐ろしかった。
母はセレブでない、ただのパート勤務だ。
100万円近くするものを一ミリも欲しいと思ってない私に押し付けていく。
買い物依存症の変形かな?
私さ、服は、謙遜でもなく、ユニクロとかでいいの。
シンプルでベーシックなものがいいし。
そんな着物一生着ない。
母は言った。
「あなたに着物を買ってあげたいの」
主語は「私は」つまり、母自身だよね。
母自身が着物を買いたいだけなんだよ。
その出汁に私は使われただけ。
私、1000円のTシャツでも良かったのに。
そんな大金を私のために無駄遣いさせる罪悪感で吐きそうだった。
その後、さんざん説得してクーリングオフしたけど、何もわかってないと思うあの女。
人にプレゼントするのが苦手になったよね。
お金渡して、それで好きなものを買っていただけばいい。
それか、最悪、消えもの一択。
それでも、好みはあるから、ほんっと、プレゼントって難しい。
要らないものもらっても困るし。
メルカリ出せば非人道と言われるけど、使わないものを再利用するのって大事よ。
そのプレゼントを買う前に、確認して。
本人が欲しいと言ってたものはそれ?
リクエストがあった?
絶対聞いちゃダメなのは「これをあなたに買おうかと思ってるけど、どう?」。
そういわれたら、NOと言えなくなるから。
こう聞けばいいの。
「あなたは何が欲しいの?」
これ以上に、誠実なプレゼントの仕方ってないと思うのよ。