私の中で大人の女性のイメージが、大昔に読んだいとこのお姉さんが持ってたマンガ雑誌の女性ヒロインで固定されている。
読み切りのマンガでタイトルは覚えてないし、ストーリーもうろ覚えだけど、女二人の友情を描いていたのを覚えている。
ラストの方で、一度決別した二人が、大人になって偶然カフェで再会するのだ。
彼女がカツカツと歩いてきて、ドカッと椅子に靴を乗せてすごむ姿に、「あの頃と同じ」とおびえるヒロイン。
したっけ、彼女が「むこう(海外)で靴のデザイナーになったの」とケロっという。
靴を乗せたのは、自慢の作品を見せるためだったのだ。
それを見てヒロインが満面の笑みで、
「お帰りっ!」
と、彼女に抱き着いて、二人して再会を喜ぶというもの。
決別する前の彼女がかなり荒れていて、それを心配していたヒロインとかなりもめてたからこそジーンときた、ような気がする。
すごくオシャレなブーツと黒髪のショートヘアの彼女は、モードな感じ。
物書きになったヒロインは在宅勤務(30年以上前は特別だったよね)で、筆が完全に止まってしまったので「編集者さん、ごめんなさい」とパタと筆をおいて、普段着のまま近所の行きつけのカフェに来ていた。
でも、その普段着がオシャレなんだわ。
バブル期にありながら、同じ巻き髪でもナチュラルな感じで、大き目ニットにすっきりしたパンツスタイルが、大人の余裕ある女感が出てる。
どっちの女性もすごく素敵だな、と思って、何度も読み返した記憶がある。
対照的な二人の女性の姿は、小学生の私の中で大人の女性像として印象に残っていて、影響もだいぶ受けてるな、と自覚する。
今の私の髪型は、あの時の彼女のような黒髪ハンサムショートだし、服装は、物書きになったヒロインに近い。
何なら完全在宅で物書きに近いことも仕事でしている。
今の私が思い出しても大人っぽいと思う二人だけど、冷静に考えると作中では20代後半なんだよね。
昔の20代の描かれ方が今の40代くらいでもおかしくない。
特に独身の場合はね。
この作品が特別だったというか、あの漫画雑誌では他にもいくつか覚えてるシーンがある。
何もない退屈な祖母の家にお泊りしたときの唯一の娯楽だったせいもあり、また、小学生の私には大人な内容だったから、こっそり繰り返し読んでた。
普通にバラが舞い散るベッドシーンがあったり、温厚な大人の男性が眼鏡をはずして、「おいで」と誘う場面とか、ストーリーは覚えてないけど、場面場面で記憶が鮮明にある。
なので、未だに男性が眼鏡をはずすとドキッとするくらいw
やっと大人の女性になれたと思ったら、もうオバサンと呼ばれる年齢だよ。
まぁ、記号なので、気にしちゃいませんが。
女はカッコいいおばさんになりたがり、男は可愛いおじさんを目指す(人もいる)。
年を重ねると逆転するのが面白い。
個人的に見た目はかっこよく、中身は愛らしくありたいですな。
男目線の「愛され」とか吐きそうだけど、人として自分が心地よい自分でいたいです。