フリーターとして、先の見えない毎日を過ごしている。
挑戦したいこと、適性のある職、なにも見つからない。
ただ目の前の仕事をこなすだけの日々。
「あなたはいろんな才能があるのに」と言われるけど、どれも中途半端で困る。
どれも何となく出来ている風であっただけで、のめりこめるものなんて、いままで何ひとつなかった。
世間は売り手市場と言うが、学歴も、資格の一つもない私が簡単に就職できるほど甘くはないだろう。
そんなことを頭の中でぐるぐると考えては、憂鬱になる。
このままではいけない、そう思い始めてもうどれぐらい経っただろうか。
逃げるばかりの人生だったから。
自分の人生との向き合い方が分からない。
ぐだぐだ言っていないで始めてしまえばいいのだろうけど、その一歩を踏み出すのがもの凄く怖い。怖くて仕方がない。
いっそこのまま、消えてしまえたら。
泡がはじけるように跡形もなく、綺麗さっぱり居なくなってしまえたなら。
そうしたら、こんな恐怖と向き合わなくて済むのに。
暗闇に飲み込まれそうになって、もがき苦しまなくていいのに。
この先にきっと起こる、つらい経験を味わうこともないのに。
糸が結びつくのが先か、糸が切れるのが先か。
私はきのうと同じ今日を過ごす。
今日も私は働く。
気付いていないふりをして。
自分に言い訳をしながら。働く。今日も、明日も。
働く。